私と猫の古い農家屋敷生活

昭和っぽい、広くて古い農家の屋敷に暮らしています。地方都市近郊なのに、農村感あるこの家で考えることを綴っていきます。

介護される人の気持ち




月に一度の山間地区への仕事の帰りは

亡き父の弟の家に寄ることにしている。


母が嫁いだ頃にはまだ学生で

家事を手伝ってくれたり

とても親切にしてくれた

心の優しい叔父さんで、

奥さんも美しくて気立の良い人だ。


私たちにも

子どもたちが就職するまで、

毎年クリスマスケーキを届けてくれたり

一番親しくしていた叔父夫婦だが、

すでに80手前で持病を持つ2人暮らし。

これまでの恩返しと思って

帰省した娘を連れて行ったり、

毎月欠かさず顔を出すことにはしている。


今日は、叔母さんが入院していることもあり様子を見に行ったのだが、

料理や片付けが滞っているどころか

歩行状態が悪くなっていると感じた。


その帰り道、

地域包括センターに電話をして

何らかのサービスは受けられないものか聞いてみた。


とても親切に対応していただき

訪問面談をしてくださることや、

介護認定を受けられなくても地域独自のサービスがあることを教えてもらった。


そして

言葉を選びながら叔父に伝えると

いざとなったら頼むからとのこと。


介護サービスを受ける立場になるという現実を

すんなり受け入れるのは難しいことだと思う。

自宅に迎え入れることにも躊躇するだろう。


介護職員でもある私だから

色々なケースを見てきて考えるところが多い。

なので、すごく言葉には配慮して伝えたつもりだが。


老いることを哀しいことばかりにしないよう

正しく新しい情報を得て、

利用できる経済的負担の少ないサービスを利用して

満足できる生活ができるといいなと思う。